大さじ1杯の油を流すと水質を戻すのに風呂桶10杯の水が必要!

内容としてはキッチンの話ではあるのですが、今回は節約というよりも環境に優しくするための話をしたいと思います。

最近はキッチンが汚れるのを嫌い、揚げ物をしない家庭が増えた関係で「うちは関係ないわ」という人も多いかもしれません。しかし、揚げ物はしなくても、炒め物や焼き物をすれば油汚れはでるので、参考にしてください。

それこそ揚げ物をするにしても、大きなてんぷら鍋を使ったり中華鍋を使う人は、もはや少数かもしれません。今は、簡単に小型の深鍋を揚げ物時に利用したり電気フライヤーを使用している人は多いでしょう。

となると、揚げ物で使用する油は少量。だからそのまま「使い終わったら流しちゃえ。」という人はいるかもしれません。または炒め物でもフライパンに残った油を処理せず、そのままフライパンを洗ってしまう。結構いるのではないですか。

キッチンで出る汚れの主役、油。その油を大さじ1杯ぐらいの量をつい流してしまったとします。ピンとこないかもしれませんが、一緒に流れた水は汚れます。この水の汚れを元の水質に戻すのに、風呂桶10杯分の水が必要と言われています。風呂桶1杯が約300Lほどなので、大さじ1杯の油汚れから水を綺麗にするのに3,000Lの水が必要となります。

また、油汚れは、排水管の詰まりの原因にもなります。排水管の汚れはなかなか取れず、本当に大変です。最悪、キッチンの流しが池のようになってしまいます。

では、廃油が出た時はどうすればいいのか。

ある意味節水にもなるのですが、ボロ布などで油汚れを取る方法があります。とはいえ、油が多い場合には、大変でしょう。よくあるのは、市販の凝固剤を使って処理する方法、または紙パックに新聞紙を詰めて、油を吸い取らせる方法です。

他には揚げ物1回程度ならばそのまま処分するのはもったいないので、再利用します。目安としては3~4回は使えます。できれば、新しい油を追加すると持ちは良いです。さほど揚げ物をしないのならば、炒め物などに少しずつ使うようにするのでも構わないと思います。

ただし、鍋やフライパンに残った油をそのままにしておくのは良くないです。使った後は油こしでこしてきれいにして、出来れば密閉容器で冷暗所に保存するのが一番傷みにくいです。

揚げ物をする時に鍋の色がわからないくらい濃い色になっていたり、細かく消えにくい泡が多くなって種物が見えないほどになるようになっていたり、トロッとしたような状態なっていたら、油の代え時です。揚げ物の風味も悪くなっているはずです。

最終的な処分方法ですが、先に説明した内容以外にも、地域によっては家庭から出るてんぷら油を回収している自治体もあるので、地域によっては処理しやすいでしょう。

他には、少し面倒ですが、廃油で手作り石けんを作る方法もあります。材料として苛性ソーダを使います。薬局で買えますが(どこでも扱っている訳ではないですが)、記名と印鑑が必要です。

これは劇薬なので、皮膚についたり目に入ると大変危険なため、ゴム手袋や眼鏡で保護した方が安心です。また子どもやペットがいない時に扱ったり、手の届かない所に保管する必要もあります。

詳しい作り方は、書ききれないので割愛しますが、ネットでいろいろ紹介しています。扱いだけ気をつければ簡単に作れます。

それでも「劇薬」となっているので心配という人は、廃油と混ぜて石けんを作る商品も売っています。もちろん薬品を扱うことになるのですが、専用キットとして売っているものもあるので、扱いやすいと思います。

出来た石けんは、合成洗剤よりも身体に優しいものです。やってみる価値はあるのではないでしょうか。