適量が大切!洗濯に石けんを使うと水の汚染も防げて汚れも落ちる

洗濯をする時、何を使っていますか?大抵の人は洗剤ですよね。この洗剤ですが、実は「合成洗剤」が正しい表記です。

「合成洗剤」とは、元々アメリカから輸入されたものですが、日本で初めて市販されたのが1937年、製造されはじめたのが1950年頃だそうです。開発されたのも第一次世界大戦中、ドイツで石けんの原料が欠乏したことから始まります。

原料は知っていると思いますが、(天然油脂から作られるものもありますが)石油。まだまだ最近のものです。

対して、「石けん」の紀元は約1万年前、紀元前3000年前には石けんとして使われていたようです。当然天然素材から出来ています。合成洗剤と比べて問題なく使われてきたことが、その長い歴史からわかります。

今は合成洗剤が主流で、そもそも合成洗剤と石けんの違いすら知らない人も多いでしょう。実は歴史から見てわかるように大きく違うものです。それが、どう節約やエコに繋がるのかを説明したいと思います。

そもそも合成洗剤は先にも説明したように、石油から化学合成によって自然界にないものを作り出しています。それを「合成界面活性剤」として汚れを落とすことができるのですが、近年、化学によって作られた為、実は様々な点で問題視されています。

洗濯洗剤の成分表にも記載されているその「界面活性剤」とは何かですが、油と水は本来は混ざりません。それを混ぜ合わせることにより、汚れを落とすことができるように働きかけるものが「界面活性剤」と言います。

長い歴史のある石けんもそういう意味では界面活性剤になるのですが、洗剤と違うのは、「合成」か「天然」に存在しているものか。元々自然界に存在していたものが材料ならば、最終的に自然に戻っていきますが、合成の場合は人間の手で化学的に作り出しているのでそうはいかない、という点です。

合成界面活性剤による問題点としてよくあげられるのは、分解されにくいがために環境汚染の原因になっている、また、人間に対しては、遺伝子に傷をつけたり、精子を減少させる一因にもなっていると言われています。

合成洗剤には、他にも洗濯ものを白く染め上げる蛍光増白剤(皮膚刺激やアレルギーの原因になる可能性がある)や香りをつける香料(ものによってはアレルギーの原因と成り得る)を始め、いろいろなものが入っています。それらのモノによっては、環境や人体に影響が少なからずあるものもあります。

対して石けんは、環境だけでなく、長い歴史から見ても環境や身体にも負担が少ないことがわかっています。(赤ちゃん用の石けんは、大抵「合成界面活性剤」が使われていません。)

主婦湿疹も、(合成洗剤から石けんに変えてすぐは、反動で一旦悪くなることもありますが)人によっては石けんに変えて軽くなることもあります。

環境にも人体にも石けんの方が、負担が少ないと言えます。

しかし、合成洗剤の中には、洗剤量が少量ですみ、節水効果があるようなものもあります。一見良いように見えますが、量が少なくても汚れが落ちるというのは、それだけ強い作用があるとも言え、逆に見るとそれだけ悪い意味での影響も強い可能性があります。難しいところです。

ならば、石けんがいい、と言うかと言うと石けんだからいいとは言い切れません。使いすぎれば、自然分解しきれず環境に悪影響が出てくる可能性もあります。

一番は適量です。洗濯機に入れる洗濯ものも適量が一番、汚れが落ちると言います。実は水が一番汚れを落としているとも言われています。何事も正しい量や正しい使い方をするのが、環境にも人体にも負担が一番少なくなります。