菌にもいろいろ!除菌も大事だが身体を丈夫にすることも考えよう

昨今、巷には除菌や抗菌グッズが多く出回っています。と同時に、除菌をしないと病気になってしまうような印象を受けるコマーシャルもあります。

確かに季節によっては、カビやダニが繁殖しやすい時期や、ウィルスが蔓延しやすい季節があります。また環境によっても菌が繁殖しやすい場所もあります。だから除菌は必要なのでしょうか。

そもそも、除菌とはどういうことを指す言葉なのか。他とも比較して見てみるとわかると思いますが、それぞれ意味は違います。

滅菌とは、微生物やウィルスなど、全ての菌を死滅させることです。定義としては、100%死滅させるわけではなく生存確率が100万分の1以下になることだそうですが、100%でなくともかなりの菌がないことになります。

殺菌とは、有害性を持っている菌やウィルスを死滅させることです。薬事法の対象となる消毒薬など(医薬品)や薬用石けんなど(医薬部外品)の表記で使える言葉にもなります。雑貨品については、使えないそうです。

除菌とは、菌を減らす、排除することで、殺すとは限りません。雑貨品に使える言葉です。その為、菌を殺した場合にも薬事法の為に「殺菌」などの言葉が使えない商品では「除菌」となっていることもあります。

抗菌とは、菌の増殖を抑える、または阻害することです。

こうやって見ると、自分が考えていた内容とあっていたでしょうか。

ところで、日本の代表的な菌が何か知っていますか?麹(こうじ)菌です。これは何を作ってくれるのか、言葉でもうわかりますよね。微生物になるのですが、麹菌によって、お酒や味噌、醤油、鰹節など、日本の代表食品ができるのです。

他にも納豆菌や乳酸菌など、食品を作るのに必要な菌や身体に良いと言われる菌はいくらでもあります。善玉菌や悪玉菌という言葉があることでもわかると思います。

そうやって考えると、微生物や細菌全てが悪いわけではないですよね。

よく集団食中毒でも症状の酷い人と軽い人がいますよね。子どもと大人では当然違うのですが、同じ子どもでもやはり症状の酷い子と軽い子の違いがあります。皆が皆、同じ酷さとは限りません。その違いが体力や免疫力の違いであるのは、簡単に想像できると思います。

善玉菌と言われる身体によい菌は増えれば、腸の中の有害菌が増えるのを防いでくれます。他にもストレスが軽減されたり、免疫力が上がることにより、ガンへの抵抗力も増えます。

善玉菌が増え身体の免疫力や抵抗力が上がれば、多少の有害菌が身体に入っても負けません。(だから、食中毒でも症状が軽いと言えます。)

除菌グッズも身体にいい菌を敢えて除菌している訳ではないでしょう。しかし、身の周りの菌をやたらと殺菌や滅菌していたら、身体に良い菌までいなくなりかねません。最終的に身体の免疫力が落ちることに繋がってきます。

もちろんノロウィルスなど、強力で殺菌が必要なものもあります。病気の元となる菌を大事に育てろというのではなく、除菌グッズに頼らずに自然治癒力を強める、ウィルスに負けない身体を作る必要もあるのではないかと思います。

その為には、なるべく善玉菌などにより腸内環境を整える。それ以前に自然のエネルギーを持っている野菜など(旬の野菜は栄養価も高いです。)を食べて身体を作る、ということも必要なのではないでしょうか。

丈夫な身体を作ることは、必要以上に除菌グッズを買う必要もなくなり、(それこそ、除菌グッズは薬品ですので、環境にいいとは言えない部分もあります。)病気にもなりにくくなります。(病院へ行く必要も減ります。)だからこそ、節約にも繋がります。